産業色彩技術協会

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色の与えるイメージ

 私が経営するライトハウス国際特許事務所では、白をベースにブラウンが配色されたホームページを採用しています。長年、営業をしている老舗の特許事務所は、所属している弁理士も50~60歳代の方が比較的多いのですが、私の事務所では、30代のスタッフが多く、比較的若いため、落ち着いた、堅実な印象を与えたい、というのが、ブラウンを採用した理由です。ちなみに私は、30代ではありません。

 「色」は、それぞれ、人に与えるイメージをもっています。
 例えば、「赤」は、情熱、温かい、元気、太陽など、「青」は、さわやか、冷静、涼しさ、海など、「黄」は、明るさ、楽しさなどを連想させます。何を連想させるかは、国や文化によっても違うかもしれませんし、同じ国の人でも、年齢や性別など、人によっては多少の違いはあるかもしれませんね。



 ところで、「赤」は食欲を増進させる効果があるようですが、逆に、「青」は食欲を減退させるような気がします。考えてみると、赤色の食品は、たくさんあります。トマト、ニンジン、リンゴ、スイカ、パプリカ、唐辛子、お魚の赤身やお肉などなど。一方、青色の食品はあるでしょうか・・・。ブルーベリーは、名前は青色ですが、実際は青紫色ですし。青色の食品・・・、全然、思いつきません。青色で思いつくのは、青色に着色したガムくらいでしょうか。  そのような事情もあり、外食チェーンの看板や外装に、黄色や赤色、オレンジ色は多く使われていても、青色はあまり使われないのだろうと思います。

 外食チェーンの例からも分かるように、企業活動において「色」が非常に重要な要素であることは言うまでもありません。その企業が、お客様にどのような価値を提供したいか、何を伝えたいのかを、「言葉」の代わりに、「色」が代弁したり、補強してくれたりと、「色」は、そのような役割を担ってくれるものであるような気がします。企業全体で、統一的に使用するコーポレートカラーだけでなく、個別の商品のパッケージ等に使用される色についても、同様です。同じ食品でも、緑色をベースとしたパッケージであれば、健康的な食品であることを伝えることができますし、黄色をベースとしたパッケージであれば、家族みんながおいしく食べることができて、家庭に明るい食卓を提供できる、ということを伝えることができます。商品のコンセプトと色が対になって、初めて効果的なマーケティングができるのだろうと思います。

2015.09.25

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